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ENTRY #53
Giorgio MorandiとAuguste Renoir
Date: 07.06.29 PM12:13

Giorgio Morandi (1890-1964) は瓶を多く描いた画家です。瓶以外には風景も描きました。
なぜ50年近く瓶ばかり描いたのか謎ですが、彼にとっての瓶は、
愛情を注ぎ込む対象ではなく、記号に近いものに思えます。
彼は、描く事に重点を置いた画家です。
Auguste Renoir (1841-1919) の作品を見ると、Morandiの作品と似ている点が多くあります。
例えば、静物の並べ方や、器物とテーブルの配置の仕方に共通点があります。
モティーフの再現描写にはあまり力点を置かず、背景とテーブルと花瓶が等価に扱われ、
各部の筆触が連動して、画面全体が一つに見えます。
丸みを帯びたテーブルに、花を生けた花瓶が一つ、と言うような単純な構図を二人の画家は好んでとっています。筆触が、画面の重要な要素であるという点でも、共通していると思います。
Renoirの筆触が、あるいは描く事に力点を置く態度が、Morandiに影響を与えたのではないのでしょうか?
Morandiが20歳の時、1910年にヴェネツィアビエンナーレに行き、フランス館の特別展示でRenoirの作品を見て、大きな感銘を受けたと言う記録が残っています。
Morandiは、Renoirの絵をどのように見たのでしょうか?

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