ENTRY #102
建築
| Posted by 谷山恭子 | Date: 07.09.28 PM08:20 |
先日、国立に安部良さんの設計した住宅が完成したので見に行ってきた。
他に見る彼の設計した住宅と同じく、またも建物は直角で真っすぐで四角くなかった。どこか必ず歪んでいていびつな建物。
室内に入ってみる。床面積は狭いけど天井はものすごく高い。壁はななめ。視界の外に予想外の広がりを感じる。飽きない。彼の建築は非常に個性的でいつも色は黒っぽい。黒と白とシルバーのイメージが強く心に残るが、四角くないからか、なぜか柔らかい。
狭い土地を活かして目一杯床面積を広げる為に空間が入れ子になって中二階、二階、三階へと続く。非常に不思議な作りになっていて(言葉では簡単に言えない)、カラクリ(?)がいっぱいである。法規のこともあって、中二階は天井がすごく低くしてあって、座って過ごす場所となっている。お施主さんの希望でお風呂は三階で、そのまま屋上テラスに出られるようになっていた。
小さなお子さんが二人居るご家族だとか。小さな頃にこんな所に住んだら毎日冒険で、きっと発想豊かな頭の良い子に育つだろう。
見にいらしていた彦根明さんという建築家の方が、彼の作品を見て、「以下同文のない建築」と言っていた。これは大変なことだと思う。
住宅建築が彫刻的に感じられる体験だった。
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