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ENTRY #100
四耕会の冊子
Date: 07.09.25 PM02:16

京都にあるギャラリー16の坂上しのぶさんから冊子が送られてきた。
タイトルは、「四耕会 1947年~1956年頃 前衛陶芸発生のころ」。
これは、同名の展覧会に合わせてつくられた冊子である。

実をいえば「四耕会」のことはよく知らなかったのだが、前衛陶芸の先駆的なグループであるらしい。
そのグループを回顧する展覧会がちょうどいまギャラリー16で開催されている。

詳しく資料を集めた冊子で、四耕会の来歴をたどっている。労作であり、たいへん貴重な資料である。

ところで、この冊子がわたしのところに送られてきたのには理由がある。
冊子の一番最後に、「京都の戦後自主上映の概略」というのがあって、このなかにわたしがかつて『あいだ』に連載していた「日本実験映像史」の一部が引用されているのである。

なぜ、現代陶芸の冊子のなかに「自主上映」の記述が入っているのか。
それは、京都の実験映画の自主上映に早くから前衛陶芸の作家が関わっているからなのであった。そして、ギャラリー16は、60年代から70年代にかけて美術家が映像作品を発表する拠点であった。

陶芸と実験映画とは妙なめぐりあわせである。
もともと日本の実験映画には、いろいろなジャンルの人が関わっているけれども、陶芸家が実験映画をつくったのは京都だけだろう。

「京都の戦後自主上映の概略」も非常に詳しい記述で、貴重な資料となっている。

ギャラリー16では、展覧会の会期中に当時の映像作品も上映する予定であるという。見に行きたいけど、ちょっと京都は遠いなあ。

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