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ENTRY #42
標高2612m 5月の雪
Date: 07.05.24 PM03:14

kayahara_070523-02.JPGわたしは最近雪山の風景を撮影して発表しています。
今年は真冬に行きましたが、再びこの季節に雪山へ行きました。
撮影は5/19でした。麓では半袖シャッで心地いいのですが山頂は4度ですから真冬の装備です。麓から着替えて山頂を目指します。(ここはロープウェイがあります)

kayahara_070523-01.JPG登ってみれば別世界、雪山は白く輝いていました。ベンチかなと思ったらなんとそれは雪に埋もれた登山口の鳥居でした。

kayahara_070523-03.JPG狭い日本ですが探せば自然はまだ残っていて実際に目にすれば想像とまた違うことがあり驚くばかりです。だいたい「写真を撮る」というのはわたしにとって目的というよりも自分を目的地へ移動させるための言い訳程度にすぎないのです。雪山に登ろうとしても思うように歩けない自分を経験したり、斜面で転んで「死ぬ!!」とまじめに慌てたりすることが面白いのです。そういう経験の痕跡が写真によって再構築され作品になります。作品はあくまで個人の経験としての風景の解釈に過ぎません。
しかし、、、写真を撮っていなかったら山なんか絶対に行かなかったのに、とつくづく不思議に思います。

ENTRY #74
7月の雪 山小屋デビュー
Date: 07.08.17 PM12:13

01.JPG
02.JPG7月末日、岐阜県に撮影登山をしてきました。
今回は登山届けを出して入山するという本格的な登山.。小屋に二泊しての目的地は山頂ではなく一つ手前のポイントで、透明度の高い池がある場所です。(そのルートの先には槍ヶ岳がそびえていて健脚たちは槍のてっぺんを目指すのです。)
2日目、歩き始めてしばらくするとオジサンオバサンの列に遭遇。抜くに抜けずくっついてゆくことに。「あんたどこから来たの?」という会話を皮切りに、聞けばオジサンオバサンは本州の最南端山口県下関からのグループでした。結局この方達と小屋まで一緒に登りました。

登山の途中では何度か雪渓を抜けます。雪渓は自然のクーラーで、真夏の登山者には本当にありがたいです。(写真は山口県からのオジサンに撮ってもいました。)約4時間清流の脇の岩場を黙々と登ります。

小屋にはなんとか午前中に到着しました。ところが午後は土砂降りで撮影は断念。山口県グループはそれでも槍ヶ岳を目指して歩いてゆきました。(脱帽!)私は一人小屋でビールを呑みつつ読書をして過ごします。山小屋体験は予想外にとても楽しいものでした。単独で泊まる女子は私一人でしたのでみんなに興味津々に話しかけてくれます。就寝は9時。オジサンやオバサンらとともに寿司詰めの寝床は単独登山の私以外みな二人一組の布団で眠ります。これぞ山小屋!という光景。(ちなみに起床は4時)

翌朝はなんとか雨は降らず撮影できました。でもできればもう一日時間が欲しいところ。。。その日一気に下山し東京へ。

今回の経験はいずれ何点かの作品となって来年発表できる予定です。

ENTRY #93
参拝
Date: 07.09.21 AM10:00

朝8時、アトリエに行く前に久しぶりに明治神宮へ。
朝の明治神宮は出勤前に参拝する人がちらほら居るだけで「からり」としている。
木々が吹く風に揺れる音と共に鳥居をくぐると境内を掃き清める竹箒の乾いた音が響く。
普通な顔をしてそこにおられるその空間は、いつも表情ひとつ変えずキレイできっちりとしていて寛大な空気に満たされており、こちらの背骨がまっすぐになる。(ような気がする。)
整体に行くよりも効く時がある。
森に囲まれ、明らかに外の世界と境界線が引かれている境内とその周りは、街にあふれる欲や喧噪とは無関係で、心がざわざわとする時なんかは整えるのにとても良い。
「さて、」と一息ついて境内を後にして「街」に戻る。「外の世界」=「街」へとまっすぐに延びる参道の先にある鳥居から見える「外」は明るく白っぽくくすみまぶしい。まだまだ元気いっぱいの蝉が「外」に近づくにつれ大きく鳴いている。
ふと、さっきまで居た境内は無音だった事に気づく。
あそこはそうだな、「内」なのか「異次元」だな、と出てみて気がつく。
8時半、もうだんだんと観光客の姿が見えてきた。
今日も一日沢山の人に対応する明治神宮は人々と共に入ってくる沢山の欲や喧噪の中でも襟をきちっと正し淡々とそこにおられるのだろうな、すごいと思う。
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